ちきゅうじん

先日、ドナルド トランプ氏が大統領になることが確定しました。

 

僕は、それまで大統領選について特に情報を集めてはいませんでしたし、「トランプはヤバイらしい」位にしか思っていませんでした。

が、

あまりにも接する人達がヤバイバイと言っているので、何が"ヤバイ"のか、調べてみる事にしました。

 

公約一覧等をみて、僕が感じたことは、「自己中心的だ」という事です。

アメリカさえ良ければいい。という思いが伝わってきます。

 

 

さて、近年は世界的に、この「自己中心的」な風潮がみられます。

 

イギリスのEU離脱、中国の南沙諸島尖閣諸島等の領土問題、イスラム国・・・

 

第二次世界大戦以前、世界の国々の多くは自己中心的で、帝国主義として戦争を繰り返してきました。

それが、1945年を節目としてある種の意識改革が起こり、国際連合を設立して助け合いの精神が生まれ、世界は平和へとゆっくりと歩みを進めてきました。

 

ところが、"歴史は繰り返す"とはこの事なのでしょうか、世界はまた、戦争へと歩く方向を変えてしまいました。

 

こうした自体になってしまった背景には、人々が「幸福」を感じる事ができなくなった事があると思います。

 

アメリカにしてもイギリスにしても、所得の中間層が、自らの生活水準に満足していない事から、移民の流入に対して反発心がうまれ、今の結果をうみました。

 

幸福を感じるようにするというのは、とても難しい事です。

今日英語の授業で扱った文章題に書いてありましたが、人々が自らの収入に満足するかどうかは、その収入の多さでなく、周りの他の人と比べてどれだけ自分が高いかによって決まります。

 

現在の資本主義ではこの問題を解決するためにはどうすればよいのか、一朝一夕に答えの出せる問題ではありません。

では社会主義にすれば良いのかというと、そういうわけでもない。

 

最近は、経済の成長が明らかに停滞しており、「資本主義経済は終わった」と言われる様にもなりました。

 

はたして、これから大人になってゆく僕達の世代は、どのような世界を作ってゆけばよいのか、考えなければなりません。

 

ただ、一つ言えることは、「僕達は地球人だ」という考え方を持つべきだということです。

 

僕達は同じ星に住み、同じ"ヒト"として暮らしています。

 

もっと大きな視点で世界を見るべきだと思います。

 

これを突き詰めてゆけば自己中心的な考え方もなくなると思います。

 

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